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なぜ相続に戸籍が必要なのか?

相続人を公に証明する資料として必要

なぜ相続に戸籍が必要なのか?

相続が開始すると、相続人(財産を引き継ぐ人)が誰なのか?をはっきりさせなくてはなりません。
その具体的な方法として被相続人(亡くなられた人)の戸籍を取り寄せることが相続手続きの
第一歩です。

相続というと「遺産分割」というイメージが強いですが、
まず遺産を受け取る人が誰なのか?をハッキリさせなくてはいけません。
なぜなら相続人が決まらなければ、誰にどれくらい分けるのか?は決めることができませんよね。

誰が遺産を受け取る相続人なのか?は家族間では分かっていると思いますが、
銀行などの金融機関や役所など、外部の人間に相続人が誰なのか?を証明するために戸籍が
必要となるのです。

被相続人の銀行口座の解約手続きは、戸籍を集めることによって相続人を確定して、
その相続人全員の承諾によってはじめて行うことができます。
金融機関等では相続人を戸籍によって確認し、その全員の承諾があって初めて解約手続きに
応じてくれます。

このように戸籍は相続人が誰なのか?を法的に証明し、外部の人間にも示すための資料として
使用されます。

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