戸籍にはいろんな種類がある
戸籍の種類
戸籍の種類を大きく分けると
①戸籍謄本
②改製原戸籍謄本
③除籍謄本
に分かれます。
①戸籍謄本とは
今現在の戸籍のことをいい、「現戸籍(げんこせき)」とも呼びます。
②改製原戸籍謄本とは
法律の改正により新しい基準の戸籍に作り替えることを改製と言います。
その場合、すべての戸籍を新しい様式に書き換えることになりますが、
戸籍に記載されているすべての事項が書き写されるわけではありません。
過去の事実を残しておくために、新戸籍に作り替えられた後も残される
元の戸籍を「改製原戸籍謄本」と呼びます。
「かいせいげんこせきとうほん」と読みますが、①の現戸籍(げんこせき)と区別するために
「かいせいはらこせきとうほん」と読む場合もあります。
③除籍謄本とは
現戸籍に記載されている人も、結婚や離婚、分籍、死亡などによって戸籍から抜けていきます。
これを除籍と言います。
電子化前の戸籍では結婚や死亡などにより戸籍を抜けた人のところは、×印が書かれます。
現在の電子化後の戸籍では、戸籍を抜けた人名前の下に「除籍」と記されます。
やがて現戸籍内すべての人が除籍されると戸籍簿から外され、「除籍簿」につづられます。